こんにちは。FFオタクワールドへようこそいらっしゃいました。
FFシリーズの世界観は子どものころから大好きで、30歳になった今でも楽しませてもらっています。
2020年4月に発売された「FF7リメイク」も例外なくプレイしているわけなんですが、今回は物語の主人公・クラウドくんの顔ついて、勝手に深堀りしていきたいと思います。
制作発表されたのが2015年、当時公開されたトレーラーの映像を見てみると、今のクラウドの顔とはだいぶ印象が違うことが分かります。
度重なる微調整を終えて、現在の彼の姿に変化した訳ですね。
言わずと知れた名シーン。さすがイケメン。
現在のイケメンに至るまでのスクエニさんが悩みぬいた過程を勝手に考えてみると、制作側の作品に対する愛情を感じることができました。
それと同時に、FFの顔って計算しつくされてるな~と感じちゃった話です。特にオチはありません。(笑)
FFシリーズ好きの方が共感できれば嬉しいです。
※個人ブログなので、勝手な持論を展開していますよ。ネタバレも含みますのでご注意ください。
クラウドの顔の変化を勝手に深堀り
というわけで、さっそく年代別にクラウドくんの顔の変化を見ていきましょう。
2009年 AC(アドベントチルドレン・コンプリート)
まずは2009年、FF7から2年後の世界を描いたAC(アドベントチルドレン・コンプリート)のクラウドくんのお顔です。
ぅおう、イケメン!なことに変わりはありませんが、ちょっと現実離れしているというか、アニメ感が溢れるクラウド氏です。
まだ今ほど技術が発達していなかったこともあるでしょう、現在のクラウドほど人間味は感じません。
2015年 FF7リメイク初回トレーラー
続いて2015年にFF7リメイクの制作が発表されたときのクラウドです。
イケメンっぷりは健在ですが、ちょっと怖さを感じます。目の下にクマがあるようにも見えるし、感情の無い瞳をしているような印象を受けました。
なぜFF7リメイクの初めの段階ではこんな雰囲気のクラウドをデザインしたのか、勝手に深堀り。
- FF7より前の時間軸を描いた作品・CC(クライシスコア)のエンディングからFF7のストーリーが始まるまで、数日しか期間が空いていない設定だから
☞つまりクラウドは心身ともに限界を迎えている状態で、FF7がスタートしているってこと。魔晄漬け上がりでジェノバに支配されているクラウドを表現している、と捉えると初期の彼の表情に納得がいきます。
- 原作のキャラクター設定では、人に興味のないクラウドを描いていたから
☞FF7リメイクではだいぶ表現が柔らかくなりましたが、原作の時点のクラウドは序盤、幼馴染のティファやアバランチのメンバーに冷たく対応する様子が描かれています。
その設定のままのクラウドであれば、こっちの怖い顔のデザインの方がしっくりくるのかなと。
FF7リメイクは、これまでの派生作品をまとめる目的で作る、ということが開発者インタビューで語られています。
クライシスコア・アドベントチルドレン・ビフォアクライシス・ダージュオブケルベロスの作品が年々増えてきたので、それらをまとめた「FF7リメイク」を作りたいと思っていました。その思いがFF7リメイクのストーリーに表現されています。
ストーリー・シナリオ担当:野島一成氏
FF7の派生作品を統合することを前提に、なおかつ現在の技術を使ってFF7リメイクを制作しようとすると、2015年のクラウドくんの顔が一番彼のしんどい状況を表現できていると言えるんじゃないかな、と感じました。
単純に現在の技術でどのくらい表現できるのかを試しにデザインしてみたら、血色悪いクラウドになっちゃったとか…まあいろいろあると思いますがあえて深堀りするならば、上記みたいな感じかなぁと。
2020年 完成したクラウド氏
どうでしょう?いい男っぷりが爆上がりましたね。
ACのころと比べてみても、より一層人間味が感じられる顔の作りになった感じがします。
なんでこっちに変えたのか?勝手に深堀りしました。
- 新規プレイヤー受けしやすい顔にしたかったから
☞わざわざ具合悪そうに表現しないほうがプレイヤーが受け入れやすい。
- 原作とは異なる展開でストーリーを進めたかったから
☞FF7リメイクでは、序盤から人に優しさを見せるクラウドが描かれています。ジェノバ細胞の影響化にありながら、本来のクラウド本人の意志で発言してると思えるような表現もあったりする。
そういう主人公を描くのであれば、こっちの顔の方がマッチしている気がします。
今後のストーリーの展開上、試行錯誤しまくって完成したのが今のクラウドさんなのではないかな、と感じました。
制作側のFF7リメイクに賭ける熱い思いが伝わってくる気がしませんか。わたしだけですか。
技術の向上で表現の幅が広がる
クラウドの顔に注目して語ってきましたが、他にもとにかく細かいところの表現にかなりこだわってキャラクターが作り上げられています。
「それ、いります?」ってほど芸が細かいので、ご存じない方はご覧ください。
帰り道でクラウドいたんだけどむちゃくちゃ無駄毛あって「クラウドにもムダ毛とかあるんだ!!!!!!」って大声出して撮った写真 pic.twitter.com/CoquD1UGpw
— 消しゴム (@mquugle) March 1, 2020
「いいね」9,7万件!脅威の反響ですね。それだけ皆さん衝撃だったってことでしょうか。
クラウド氏にもありましたね、ムダ毛が。その割にワキ毛がないのがずっと気になってるんですが、あったらあったでちょっと嫌なのでOKとしましょう。
https://twitter.com/tsubasa_usami/status/1234498969683677184
セフィロスにもヒゲって生えるんですねぇ。急に親近感が湧いてくる情報です。
わざわざここまで描くスクエニさん、キャラクターにとことん愛情を注いでいて素晴らしい。
誰もが感じる「イケてる顔」を追求してる説
クラウドの顔もそうですが、FFシリーズは人間味を追求しながらも、人間離れした顔立ちのキャラクターがたくさんいます。
日本人なんだか欧米人なんだか、どちらとも言えない顔立ちですよね。FF人とでも言っておきましょうか。
均整のとれた顔立ちを採用することで、よりキャラクターに憧れや愛情を抱きやすくなりファンが増える要因になっていると感じます。
クラウドの顔の微調整についても、もしかして統計学とか使って誰もが感じる「イケてる顔」を追求した結果、今のデザインになったんじゃないの?と思うくらいビューティフォーです。
とゆーわけで、FF7リメイクは気合入っている作品なので、未プレイの方はぜひやってみてほしいです。
個人的にはストーリーもバトルもフィールドのグラフィックも、全部が面白かったです。あ、ぜひ毛にも注目してプレイしてみてね。
以下の記事ではFFシリーズでクラウドくんが一番人気な理由を勝手に深堀りしていますので、良かったらチェックしてみてください。
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