ベトナム・カンボジア・タイを巡る14日間の旅行記(2019)パート3でございます。
パート1(あらすじ編)・パート2(ベトナム編)をまだご覧になっていない方は、以下の記事からぜひ読んでみてください。
本記事では3か国を巡ったうちの2番目に訪れた国・カンボジアでの体験をご紹介!

- 三女:33c0m(わたし)
- 次女:エムさん
- 長女:かおるん←ベトナムで帰国
カンボジア編からは、姉妹で巡ってきた旅行記をのほほんとお伝えしていきます。
●目次●
ダナン→カンボジア(シェムリアップ)へ移動!
ベトナムのダナンからカンボジアのシェムリアップまでは、飛行機で5時間程度。
わたしたち以外にも、ベトナムからカンボジアを訪れる観光客が意外と多い(主に中国・アメリカ人の方たち)ことにびっくりしました。
ベトナムで両替に手こずった経験を活かし、今回はダナンの空港でカンボジアで使うお金を両替しておくことに。
リエルは日本で両替できない紙幣なので、日本人がカンボジアに行くならUSドルを用意しておくほうが良いです。
※ちなみにドルで支払っても、お釣りが1ドル以下(セント)の細かい金額になると、現地の通貨リエルで返ってきます。
しかーし、ダナン空港の両替所でちょっとしたトラブルが…。
以下英語で会話したやり取りです。


出てきた紙幣をよく見ると、、あれ、これはベトナムのお金(ドン)じゃね…?


なんでなん!
どうやら両替所によっては外国の紙幣→ベトナム紙幣にしか両替できないところがあるようで…。
USドルもベトナムのドンも見慣れないお金なので、もうちょっとで大量のドンをカンボジアに持ってく所でした。あぶねえ。
両替所の人、全然話聞いてないんだからもー。
英語が下手くそだったからかな…涙
空港にある別の料金所に行ったら、無事に円→USドルに両替してくれました。
もし周遊予定の方がいらっしゃいましたらご注意ください。
カード払いが普及していない場所が多いことや、チップの手渡しなどが主な理由でございます。
今は多少状況が変わっているかも知れませんが、念のため記載しておきます。
カンボジアの気候は?

ベトナムに居た時よりも湿気が少なくて、日中はカラッとした天気でした。
夜はジメっとしてる感じ。
昼間はめちゃくちゃ暑くて最高気温が42℃くらいになります。
私たちがカンボジア入りしたのは3月8日なので、日本だとまだまだ肌寒い季節。
体調管理には十分注意が必要です。
空港からの移動はホテルが手配してくれたタクシーで

空港からはベトナムのときと同じく、ホテルに頼んでおいたタクシーで移動しました。
シェムリアップ国際空港からホテルまでは車で20分程度。
カンボジアのホテルはベトナムで宿泊したところよりもさらにグレードアップして、高級ホテルをチョイスしました。(ちょっと治安が心配だったので)
そのおかげかめちゃくちゃ丁寧なボーイさんが対応してくれて好待遇って感じです!
甘いコロンのイイ香りがするお兄さんやったで…。
日本語は通じる?
カンボジアはアメリカやヨーロッパの観光客が多い印象で、日本語はほぼ通じません。
後ほどご紹介するツアーのガイドさん以外は日本語は話せなかったと思います。
その代わり、英語は皆さんとても流暢に喋っていて聞き取りやすかったです。
言語に不安がある方は、日本語ガイドさんがいるツアー↓を利用したほうがスムーズに旅を楽しめると思います。
カンボジア(シェムリアップ)で宿泊したホテル

カンボジアで安い宿を探そうと思うと、日本円で一泊600円くらいのところもあります!
それを考えると、今回わたしたちが選んだホテルがいかに奮発してるかっていうのがお分かり頂けるかと…。
女性2人だけで6日間滞在するので、防犯面もしっかりしてそうなホテルを選びました。
当時Booking.comで予約をした特典で、エステとディナーも1回ずつサービスしてくれたり!
お風呂にはバスタブ付き!
これが思いのほか癒し効果が抜群で、旅の疲れをほぐしてくれました。

ちょっと分かりづらいですけど写真の奥の方にあるのがバスタブです。
お金持ちになった気分を味わえるホテルです。むふふ
カンボジアのごはん事情
ベトナムの時点でだいぶお腹を壊していたわたしでしたが、それを抜きにしても
カンボジアのごはんは美味しくなかったですね…笑
贅沢言ってごめんなさい。
カンボジア滞在中、わたしはほとんど食事を取っていませんでした。唯一美味しく飲めるコーラばっかり摂取してカロリーを維持するっていう…。

高級ホテルで頂いたごはんも、、
ちょっとベトナムで舌が肥えてしまったのか、味が薄いか濃いかくらいの違いですごく微妙。ほんと贅沢を言ってごめんなさい。
エムさん(次女)は美味しく食事してたかな。味の好みによるかも。ね。

アメリカやヨーロッパの観光客向けに、レストランは洋食がメインでハンバーガーやステーキなどが多かったです。
こちら↓のレストランは外観がステキで入ってみたカレー屋さん。

お店はすごく可愛かったです。だがしかし味は語らないでおく。
食べているわたしの顔が微妙そう。なんて失礼なやつだ。
フランスの植民地だった影響なのか?は分かりませんが、ヨーロッパ的な雰囲気を感じる通りもありました。

とても素敵。カンボジアの悲しい歴史を感じさせませんね。
巡った観光スポット
あらすじ編やベトナム編でもご紹介したように、現地のツアーを予約できるサイト「タビナカ」を利用して観光スポットも巡ってきました!
現地についてから前日予約をしてもスムーズに案内してくれて、とても頼りになるツアーサイトでした。おすすめです。
アンコール遺跡群を巡るチケットは日数が選べる
アンコールワットに行く前にゲットしなければならないのが、アンコール・パスというチケットです。

こういうやつ。
不正防止のためきちんと顔写真も入ります。急にパシャっと撮られます。
シェムリアップに1つだけチケット販売所があって、そこでしか購入できません。
ツアーで行く場合は勝手に案内してくれますが、個人で行くときにはご注意を。
- 1day・・・37ドル(約4,100円)
- 3days・・・62ドル(約7,100円)
- 7days・・・72ドル(約8,000円)
意外とけっこう値が張ります。
ちなみに3日や7日というのは連続して行かなければならない訳ではなく、3日なら10日間・7日なら1か月の猶予があり、期間中なら好きな時に遺跡に入ることができます。
わたしたちはツアーで2回・自分たちだけで1回の計3回、3dayチケットで足を運んできました。
それでも見たりなかった!それほど壮大な遺跡でした。
一説によればアンコールワット遺跡群の広さを測ってみると東京ドーム8500個以上の面積があるんだとか…。
もはや広すぎてイメージが湧きませんね!

こんな大がかりな遺跡を重機のない時代に人間が作り上げたなんて、ウソのようなホントの話です。
時間に余裕がある方は、ぜひとも3days以上で楽しんでみてはいかがでしょうか。
遺跡に行くときは服装に気を付けるべし
まずカンボジアはめっちゃ暑い(特に乾季)ので、なるべく肌の露出は避けた方がイイと思います。
日焼けというレベルを超えてジリジリと照り焼きになりそうなほどの日差しです。
こちら遺跡を巡っていたときのわたくしの写真。

この顔に巻いているスカーフはツアーのプレゼントもらいました。
けっしてふざけている訳ではなく、直射日光に当たっていると肌が痛くなってしまったので巻いています。
それから遺跡群は神聖な場所とされているため、極端に肌が出ている服装(短パン・タンクトップ・キャミソールとか)は好ましく思われません。
そういった服装だと入れないエリアもあります。
あとスニーカーは必須。ハイキング並みに歩きます。
①アンコールトム
さて、カンボジアに到着して2日目、さっそく大本命のアンコール遺跡群に行ってきました!
ホテルまでお迎え→①アンコール・トム→②気球もどきに乗る→③タプローム→お昼休憩→④アンコールワット→⑤夕日鑑賞→ホテルまで送迎
料金:6,200円(1人あたり)
とくに深い交流はありませんでしたが、個性豊かなメンバーでしたよ笑
丸々一日のツアーで、アンコールワットの主要な遺跡群を巡ります。
効率よく回れてお値段もリーズナブル。
ただし体力的にあんまり自信が無い方は、心してかかってください。
何度も言いますがめっっちゃ歩くし、めっっちゃ熱いです。
姉のエムさんはツアーの途中で具合が悪くなり、ホテルに送還されてしまいました…。
その話はあとでじっくり語るとして、まずはアンコール遺跡群のひとつアンコール・トムへ。
遺跡へと続く大きな橋を渡ります。このときはエムさん元気そう。

アンコール・トムのなかでも人気の高いバイヨン寺院には、大きな顔の彫刻がいくつも!

②アンコールバルーン(気球もどき)
気球と聞くと、空をフワフワと漂うあれをイメージする方がほとんどだと思います。
でもアンコールバルーンは、あくまでも「もどき」です。
気球型の大きなリフトに乗っかって、空からアンコール遺跡群を見渡せる乗り物ですね。
ツアーの内容に入っていて、任意で乗船できる感じでした。
だがしかし、なんとわたしたち姉妹以外は誰も乗らないっていう奇跡…笑
(乗船は1人15ドル=1,600円くらい)
上から見た景色はこんな感じ↓

普通じゃ見られない角度から遺跡を俯瞰できて、そよ風も涼しいしなかなか良かったですよ。
せっかくならぜひ。おすすめです。
③タプローム
アンコールワット遺跡群の中でも、自然の浸食がひと際進んでいるのがタプローム。
巨大な木が遺跡を飲み込むように生えている様子を見ることができます。

普通に生活していたら絶対に目にすることはない、圧倒的な自然のパワーをひしひしと感じました!
遺跡保全のために修復作業を進める声も上がっているらしいですが「もはや木によって遺跡が支えられてるんじゃないの?」という意見もあるのだとか。

気の遠くなるような長い年月をかけて築かれた光景は圧巻!の一言でした。
あ、ちなみにエムさんはタプロームに到着する前に熱中症がヤバくなり、戦線離脱しております…。かわいそうにね…。
④アンコールワット
ついに来ました、今回の旅の目的とも言えるアンコールワット!
もう外観からして圧倒的な存在感!ドーン!って感じ。

アンコールワットの周りはぐるっとお堀で囲まれていて、遺跡に入るまでがまず遠い。
真ん中にある祠堂(神様がいらっしゃるところ)にたどり着くまでに3つの回廊があり、壁面に神話を表した彫刻が施されています。
彫刻にはそれぞれ意味があり、一番外側の第一回廊だけで一周すると約800m。とんでもない規模の寺院です。

第二回廊は一周約430m。
第一回廊より彫刻などは少なく、仏像様の銅像がたくさんありました。

第三回廊はひらけた空間になっていて、アンコールワットのシンボルである中央祠堂に続く急な階段があります。

最も見晴らしのいい場所から外を見るとこんな感じ。

上でご紹介した「アンコールバルーン」が遠くに飛んでいます。
印象的なデザインが施されている窓もステキ。

このそろばんみたいな模様のデザインは、影を横にしてよくみると…

アンコールワットの外観(5つの塔)を表現しているのだとか!なんと芸が細かいんだ…。
長い回廊に施された彫刻のストーリーだったり、窓の影のエピソードだったりとツアーなしでは知りえない内容をたくさん説明してくれたガイドさんに本当に感謝。
猛烈な暑さの中、日本語を駆使して一生懸命説明してくれました。
一緒にツアーにいた奥様たちの猛烈マシンガントークにも丁寧に回答していて偉かったなぁ…笑
確かまだ20代前半くらいの若者だったかと思います。
英語も堪能で、幅広い知識をお持ちのすばらしいガイドさんでした。ありがとう。
⑤プレループで夕日鑑賞
ツアーのラストを飾るのは「プレループ」という遺跡で夕日鑑賞。
王族の火葬場だった遺跡だそうで、絶好のサンセットスポットとして有名です。
ただし有名どころすぎて、夕日の時間帯になると観光客でごった返していました。人だかりが凄くて夕日を見るどころではない状態に…。

ご覧のとおり、夕日を見ている観光客の背中しか見えません笑
エムさんもいないし、しょんぼりしながら自撮りしました。

だいぶムスっとしてますね。。
夕日は見れずじまいでしたが、夕焼けにそびえ立つプレループの姿はとても美しかったです。

カンボジアの旅・その2へ続く
だいぶ長くなってきたので、ひとまずカンボジアの旅1日目はこれにておしまい。
以下の内容についてはカンボジア編その2で語っていきます。
◆巡った観光地
- キリングフィールド
- 地雷博物館
- ワット・プリアン・カオサイ
- ベンメリア遺跡
- バッチリ見れた!夕日鑑賞
◆おすすめお土産スポット
◆ツアーなしでアンコールワットに挑戦した話
◆映画館に入った話
◆カンボジアで起きた事件簿
まだまだ語れるカンボジア姉妹の旅。ぜひ続きもお楽しみくださいまし。