こんにちは。33c0m(ミサコム)です。現在はWebライターとして在宅ワーカーをしています。
企業に勤めていた頃は、採用担当なんかもやっていました。
今回はその時の経験を活かして、パートの面接を控えている方に役立つような情報をご紹介します。
アルバイト・パート・社員。雇用形態にかかわらず面接って緊張しますよね。
時には「その質問、何の意味あるの?」みたいなことを聞かれたことがある方もいるのではないでしょうか。
この記事では面接官が見ているポイントと、面接でよくある質問の意図などをわたしなりに回答していきます。
面接官が見ているポイントは大きく分けて5つ
さっそく面接官が特に注目して見ているポイントをご紹介します。
大きく分けて以下の5つ。
- 電話での対応
- 服装
- 態度
- 書類の丁寧さ
- 質問に対する回答
事務職系や接客系など働く環境によって多少異なると思いますが、基本的には同じ基準なのではないでしょうか。
ちなみにわたしは事務職系の職場だったので、電話対応や書類の丁寧さについては特に注目して見ていました。
以下でひとつずつ詳しく解説していきます。
①電話での対応
多くの会社はweb応募して、後日担当者が電話連絡するパターンなのではないかと思います。
電話は面接官本人が対応する場合と、別の担当者がいる場合がありますが、どちらにしても電話での対応は面接官の第一印象になると思った方が良いでしょう。
わたしの場合は面接官が応募者に電話をかけていました。
やっぱり電話で印象が良くない方を採用した経験は一度もありませんでしたね。
印象が悪い電話対応とはどういうものなのか?具体例は以下の通り。
- 声が暗い
☞お通夜か?と思うくらい声のトーンが低い方もいました。通常よりも高めの声を意識すると効果的です。
- 言葉遣いが荒い(敬語が使えない)
☞語尾が「~っすか?」「~なんすよ」とかはもちろんNG。
- モゴモゴ喋っている
☞緊張するかも知れませんが、ハキハキと受け答えしてもらえる方が印象は各段に良いです。
要は面接官に「あ、なんか一緒に働いてみたい人だな」と思わせれば良いわけです。
声だけでも第一印象はかなり大切なので、電話も気合を入れて受け答えすることをおすすめします。
②服装
いよいよ面接当日、服装って何を着ていけばいいか悩みますよね。
パートやアルバイトはカジュアルな服装OKとしているところが多いですが、どうするか迷ったときは襟付きのブラウスやポロシャツだと印象が良いです。
見た目の第一印象で「ちゃんとしている人」というイメージを持たせることができますよ。
逆にカッチリスーツだと、面接に行く職種(アパレル系など)によってはやりすぎ感が出て「うちには合わないかも」という印象を与えてしまうかも知れませんね。
服が汚れていないかなどは事前にチェックしておくことをおすすめします。服にシミがちょっとあるだけで、だらしない人という印象を受けてしまいます。
③態度
暗くて無表情な人より、明るい印象で笑顔が多い人と一緒に働きたいと感じるのはおそらくどの会社でも共通かと。
あまり笑っているとヘラヘラした印象を与えてしまいますが、適度に笑顔を交えて話をしてくれる方はとても好印象です。
面接官は「同じ職場で働くスタッフと相性が良いか」などを考えて応募者の態度を良く見ています。
なるべく肩の力を抜いて、自然体で接することができると良いですね。
④書類の丁寧さ
字が達筆でなくとも丁寧であればOKです。
わたしのいた会社では、書類の丁寧さ=仕事に対する真剣さと捉えている上司もいました。
一生懸命書いているか、走り書きなのかは見た目で大体分かってしまいます。履歴書の空欄はなくすようにして、書くことがなければ「特になし」で埋めましょう。
最近ではWordで作成した履歴書も一般的になっていますね。
一般事務などWordを使う仕事の場合は、そっちの方がWordのスキルが目に見えて効果的かも知れません。
履歴書の写真も大切なチェックポイントです。
後から履歴書を見返したとき、写真があなたの代わりとなって面接官に印象を与えます。
誰がいつみても好印象なのは、やっぱり以下の写真みたいなやつなんです。
引用元:TOWN WORKマガジン 履歴書写真の正しい撮り方|サイズ・服装・表情・髪型など
ちょっと面倒かも知れませんが、写真屋さんに行って撮ってもらうのが一番間違いないですよ。
⑤質問に対する回答
ただ会社の規定で決まっていることを聞いてくる面接官もいるかも知れませんが、大体は意図があって聞いています。
次の項目で面接時によくある質問について解説していきますが、共通して言えるのは「話に一貫性があるか」です。
要するに嘘をついてないかな?ってことですね。
みたいなことがあると、信用して仕事をお任せするのは難しい、と判断して不採用にしていました。
前職を退職した理由、どんなことが得意なのか、何が苦手なのか、などなど…
色んな質問をしていく中、わずかな時間で面接官も「なるべくうちの会社やスタッフに馴染む人を採用して、長く働いてもらいたい…」と探りを入れている訳ですね。
その質問、何の意味あるの?ってやつに答えます
何の意味があるかも分からない質問に答えるのって、なんとなくイヤですよね。(笑)
ここからは面接で良く聞かれる質問に、どんな意図があって聞いているのか解説していきたいと思います。
①自己紹介・自己アピールってなに?
面接の初めによくあるやつ。
いや、履歴書に書いてありますけど…?って感じの質問。
面接官もそれは承知しています。じゃあ何のために聞いているのか?
シンプルに態度を見ています。
人の目を見て、なおかつ明るく笑顔で話せる方は、内容が多少グダグダでも全く問題ないです。特に接客業などは人と話す態度は大切なポイントかと。
緊張しているのは面接官にも伝わってくるので、焦らなくても大丈夫です。
面接官とのおしゃべりだと思って、気軽に話しましょう。
深堀りしたいことは面接官が聞いてくるでしょう。
②長所と短所ってなに?
面接のナゾの質問といえば、「長所と短所」。
正直わたしもはじめは、そこ聞いてどうするつもりだ?と思いました。(笑)
この質問で面接官が見ているのは、自分自身のことをどう評価する人なのか?という点です。
例えば、わたしが担当した面接で以下のように答えた方がいました。
- 長所:細かい作業が得意。子どもと一緒にパズルなどをすると、自分の方が没頭してしまいます。
- 短所:最近物忘れが激しいので、メモを取るようにしています。
この方は採用させていただきました。その理由は2つ。
- 細かい作業が得意=繊細な作業が多い業務にピッタリだった。
- 短所を補おうとする努力が見える。
年齢が40代後半の主婦の方で、子育てを終えて復職したい、という方でした。年齢を気にされていましたが、仕事に対する丁寧な姿勢を感じて採用となりました。
では逆に、残念ながら不採用とさせていただいた方の長所と短所の例です。
- 長所:誰とでもすぐに仲良くなれます。
- 短所:めんどくさがりです。
この回答がダメな例というわけではなく、社交性を求める職種では採用となる可能性もあります。
ただし、わたしのいた事務職では「めんどくさがり」はNGワードでした。
ぶっちゃけ細かくてめんどくさい処理が多い部署だったので、めんどくさがり屋さんにはおそらく退屈な業務だろうと感じたからです。
誰とでもすぐ仲良くなれるタイプの人よりも、細かい作業が好きで黙々と仕事をしてくれる人材を募集していた、ということですね。
組織において効率を考えることは、1人でできることばかりではないからです。
チームワークを大切にできるのか?という視点でみると、必ずしも「効率的」な人が欲しいとは限りません。
つまり長所と短所を答えるときの正解があるとすれば、職種によってイメージできる理想像を答えればよいわけです。
ありのままを答えて良いと思います。
③質問ありますか?ってなに?
面接の最後、「なにか質問などございますか?」って聞かれると、変に勘ぐってしまう方が多いみたいです。
ここで何か質問しないと、やる気ないと思われるんじゃ…!!?
みたいな不安がよぎりますよね。ご安心ください。
シンプルに聞き残したことはありませんか?というニュアンスで聞いていることがほとんどだと思います。そこに深い意図はありません。
聞きそびれたことがあれば遠慮なく聞いちゃってOKです。逆になにもなければ無理して聞かなくてもOK。
ちなみにわたしが良く聞かれたのはこんな感じ。
- 一緒に働くスタッフの年齢層は?
- お昼ご飯はどうしてるんですか?
- 男性スタッフもいるんですか?(一般的に事務職は女性が中心なので)
まとめ:面接は面接官とのおしゃべりの延長です
ざっくりまとめてしまってすいません。
面接官も人間ですので、パートの面接では接していて「一緒に働いてみたいな」と感じる方に惹かれることは事実です。
あまりご自身の経歴などを気にせず、肩の力を抜いて面接に臨んでください。
もし不採用になったとしても、単純に「会社やスタッフと合わなそうだな」と判断しただけですので、切り替えてどんどん面接に挑戦しましょう。
以下の記事では、わたしが実際に転職して会社が合わずに一週間で辞めた話も公開しています。
もし働き始めて早々に辞めたくなったら、こちらも合わせてご覧くださいね。
Take it easy!気楽にいきましょう!
あくまでもわたしの経験にもとづいてお話しています。面接官のひとつの意見だと思って気楽に読んでください。