ベトナム・カンボジア・タイを巡る14日間の旅行記(2019)パート2でございます。
パート1(あらすじ編)をまだご覧になっていない方は、以下の記事からぜひ読んでみてください。
本記事では3か国を巡ったうちの最初の国・ベトナムでの体験をご紹介!
- 三女:33c0m(わたし)
- 次女:エムさん
- 長女:かおるん
の3姉妹で巡ってきた旅行記をのほほんとお伝えしていきます。
ベトナム(ダナン)に到着!気候は?
2019年3月4日、日本からベトナム航空に乗って6時間程度、到着したダナン国際空港。
降り立った瞬間から、ムワッと熱気を感じました!
日本を出発したのは3月頭でまだまだ肌寒い時期だったので、予想はしていたもののギャップにビックリでございます。
街歩きに適しているのは2月・3月、ピーカン照りのビーチで遊ぶなら7月・8月ごろがおすすめだそうです。
初めて訪れる国でちょっと緊張する第一ステップ。
そう、みんなドキドキ入国審査。
しかーしダナンでは入国審査の質問は一切ありませんでした。
無言でドンっとパスポートに判を押されすんなり通されます。
税関の職員さんは、なんでいつもあんなに仏頂面なんでしょうね。
何を聞かれるのかしら~と心の準備をしていたのに、ドキドキ損。
日本のパスポートは世界一信頼度が高いとも言われていますからね、疑う余地もなかったということでしょうか。
空港からの移動はホテルが手配してくれたタクシーで
宿泊するホテルには事前に空港までお迎えを依頼していたので、ドライバーさんを発見してタクシーで移動しました。
ホテルまでは20分程度の道のりです。
ドライバーさんは英語も日本語もあまり得意ではなさそうな方でしたが、とっても愛想よくニコニコしてくれていましたよ。
移動中かおるん(長女)が撮影したドリアンを運んでいる人。
道路には原チャリがビュンビュン行きかっていて、運転するのはかなりムズそう&危険そうでした…。
日本語は通じる?
初めてベトナムを訪れる人なら誰もが気になる言語の問題について。
今回わたしたちがダナンで宿泊したホテルは、日本語を少し話せるスタッフさんが何名かいらっしゃるところを選びました。
ただし街中で日本語を話せる人がいるかというと、、かなり少ない印象。
空港やレストランではほとんど英語で会話をしました。言葉に不安がある方は、翻訳アプリとかをインストールしておくと安心です。
海外旅行あるあるですが、現地の簡単なあいさつくらいは覚えておくと喜ばれます。
こんにちは=Xin chào!(シンチャオ)
ありがとう=Cám ơn(カムオン)
Google翻訳アプリって、スマホのカメラをかざすとベトナム語なども訳してくれるのってご存知ですか!
読めない看板などがあったときに便利です。さすがGoogle先生…。
またベトナムで日本語堪能な方が経営しているレストランやお土産屋さんなどはとても安心感がありました!
ご参考までに↓
●レストラン:kome’s restaurant
「いらっしゃいませ~」など、日本語で出迎えてくれます。それだけでホーム感!
●お土産屋さん:HOA LY(ホアリー)
日本語で商品の説明書きなどがあって、安心してお土産を購入できます。
ちなみにわたしは観光くらいの英会話ならとりあえずはこなせるレベル。2番目の姉・エムさんも観光業をしていた関係で英語には抵抗ない感じで旅してきました。
ベトナム(ダナン)で宿泊したホテル
日本国内の宿泊施設と比べるとめっっっちゃ格安ですが、ベトナムではハイクラスに入るホテルです。
ホテル内が吹き抜けになっていて自然が溢れるオシャレな作り。
ホテルに到着してすぐに「暑かったでしょう~」とスイカとウェルカムドリンク的なものを頂きました。
ここで初めてベトナム人の女性と対面して、すごく小柄なことにビックリ!
最終日にホテルのお姉さんと撮った写真↓
写真の真ん中がホテルのお姉さんです。ちいちゃいですよね。
ちなみにわたしも姉もいたって平均的な身長です。
たしか同い年(アラサー手前)くらいだった気がする…。
アジア圏で当時(今も?)流行っているピース?みたいなのを教えてくれているところの写真。。
日本語と英語を交えながら、丁寧にいろいろと説明してくれました。笑顔がとってもキュート。
またダナンに行く機会があればぜひ行きたいホテルです。
最初の難関「両替」に挑む(笑)
旅慣れている人からすれば大したことないかもしれませんが、初めて行った国で初めての両替、けっこうドキドキしました…。
ホテルのお姉さんにレートの良い両替所を尋ねると、タクシーまで手配してくれることに!
ところが連れて行ってくれたのは、怪しさ満点の路肩にある宝石屋さん…。
↓こういう感じのところにあった。
(ドキドキして写真を撮っている余裕がありませんでした涙)
後から調べてみると、ベトナムでは市内の宝石店ってレートが良い事が多いんだそうな。
怪しかったけどきちんと両替してもらえたし、レートもイイ感じでした。
ベトナムはチップの習慣がない国ではありますが、一応ホテルはそれなりのところだったのでベッドメイクごとにチップ(2万ドンくらい)を置いておきました。
お店によってはカードで清算できない場合もあるので、少しでも現金はあった方が安心かと。
あくまでも当時の情報ですが、観光地の入場料などもカードで払えないことが多かったです。
自然の食べ物が溢れるベトナム料理
わたしたち3姉妹がベトナム滞在で一番感動していたであろう事は、ズバリ「ベトナム料理の美味しさ」!
優しい味付けで、素材そのままを活かしたご飯が多い!
日本人の口にもよく合うと思います。
こちらは宿泊していたホテルの朝ごはん。フォーです。超美味しい。
他にもなんだかよく分からないフルーツとかもいっぱいありました。
自然な甘さでこれまた美味しい。
ガイドさんに聞いた話では、ベトナムでは毎朝市場に行って食材を調達している家庭が多く、冷蔵庫に長期保存する習慣が少ないのだそうな。(生活レベルにもよると思いますが。)
その辺の大衆レストランでジュースを頼んでも100%果汁のものが出てきて美味しい。しかも超安い。
わたしはベトナムに行って、パクチーとか香草系の葉っぱが大好きになりました!
みずみずしい葉っぱってこんなに美味しいんだ~と感動です。
ピーピーです。笑
とくに我が家は胃腸が弱い家系なので、同じくあまりお腹に自信が無い方は胃薬を持っていきましょう。
ちなみにわたしとかおるんはお腹を壊したけど、エムさんは新鮮な食材のおかげで逆に快調になったと言ってましたよ。
巡った観光スポット
あらすじ編でもご紹介したように、現地のツアーを予約できるサイト「タビナカ」を利用していくつか観光スポットも巡ってきました!
現地についてから前日予約をしてもスムーズに案内してくれて、とても頼りになるツアーサイトでした。おすすめです。
①世界遺産の街・ホイアン
タビナカのツアーを利用して、夜のホイアンを散策。
ダナンの観光地として一番有名と言ってもいいホイアンは、街全体が世界遺産に指定されている古都です。
日本でいう京都みたいな、風情溢れる街並みが続いていました。
観光客が多くてめちゃくちゃ賑やかな雰囲気。
ダナンのホテルにお迎え→灯篭流し体験→ディナー→ホイアンを散策→ホテルまで送迎
費用:6,200円(1人)
ここで出会った女性のツアーガイド(イエンさん)が、めちゃくちゃ良くしゃべる面白い方で!
翌日なにも予定のないことを伝えると「わたし案内してあげるヨ!」と自らガイドを申し出てくれました。
もちろんしっかりお金は支払います笑
営業上手で素晴らしい。
イエンさん。とても楽しい時間をありがとう。
ツアーの内容に含まれている、イイ感じのレストランでご飯。
ホイアンは観光客の数がものすごかったので、自分たちだけで行ったらレストランに入るのも一苦労だったかと。
こういうときツアーってありがたいです。
あんまり上手に撮れてませんが、ここでのご飯もとっても美味しかったです。食器もカワイイ。
ベトナムっぽい露店も数多く並んでいました。
ベトナムの2万VND札に印刷されている「来遠橋」があったり、見どころ満載の街。
ホイアンは約400年前に移り住んだ日本人たちが「日本人街」を作ったエリアでもあって、どこか和風な雰囲気を感じます。
姉たちがベトナムの民族衣装(アオザイ)に興味を示していることを知ったイエンさんが機転を利かせて、ツアーに含まれていない内容も盛り込んでくれたり!
お蚕の紡ぐ糸を使って作った「ベトナム刺繍」のお店へ。
こんなに素敵な絵画も、ぜんぶ刺繍でできてるんですって!
「アオザイ」もオーダーメイドできるっていう素敵な刺繍屋さんでした。
②ミーソン遺跡
さて翌日、ホイアンツアーでお世話になったガイド・イエンさんに連れられて、またまたツアーに参加。
ダナンのホテルにお迎え→ミーソン遺跡観光→ホテルまで送迎
費用:6,900円(1人)
ミーソン遺跡も世界遺産で、かつて栄えた「チャンパ王国」の聖地だった場所。
ミーソンだのチャンパだの可愛らしい名前が並んでおりますが、遺跡は威風堂々。1000年以上も前に建てられた建造物もあって、タイムスリップしたような気分になりました。
今日も今日とて良くしゃべる陽気なガイドさんは、ミーソン遺跡の歴史について詳しく説明してくれました。
この遺跡たち、接着剤などは一切使っておらず絶妙なバランスだけで保ってるんだとか!
そんな高度な技術をはるか昔に編み出していた、チャンパってすごい文明です。
悲しいかな、ベトナム戦争時に空爆されて遺跡が大きく破損しているカ所もたくさんありました。
当時の不発弾も展示されています。
また遺跡のいたるところには、首の無い仏像さんがちらほらいらっしゃいます。
初めて目にしたときは正直ちょっと怖い印象。
仏像の頭部がない理由について、頭の部分に埋め込まれていた宝石欲しさに盗まれてしまった・偶像崇拝を禁止している宗教信者によって破壊されてしまったなど諸説あるようです。
何百年も前から創造しては破壊を繰り返す人間。やるせない気持ちなります。
わたしたちはツアーで行ったので水などを支給してもらいましたが、もし個人で行かれる方は熱中症にお気を付けて。
③謎の宝石店…
ミーソン遺跡から帰る途中か行く途中かは忘れてしまいましたが、陽気なガイドさん・イエンさんが不思議な宝石店につれて行ってくれました。
3姉妹のうち、誰一人として宝石店に行きたいとは言ってなんですけどね。きっと彼女の粋な計らいです笑
ちょっと、、いやだいぶ怪しいお店でして、写真を撮るのも躊躇して一枚も残っていないのが超残念…。
とにかく神々しい宝石や仏像が所狭しと並んでいて、なかなかの高額なお値段!!!
「日本で買うよりめちゃくちゃ安いヨ~!」
って推すイエンさん。いやあ、別に欲しくないよ…。
あんまりじっくり見ていると店員さんが近づいてきて元気よく売り込みをしてくるので、早々にお店を離れてもらいました。
おもしろかったけどね。いーらない。
④五行山
ダナン屈指のパワースポットと言われている五行山。通称「マーブルマウンテン」とも呼ばれていて、なんと山全体が大理石でできているんだとか。
こちらもタビナカのツアーを利用して、ベトナム滞在3日目に行ってきました。
ダナンのホテルにお迎え→五行山→チャム彫刻博物館→ダナン大聖堂→ハン市場→ホテルまで送迎
費用:5,900円(1人)
今回のガイドさんは大人しそうな真面目な女性。本来ガイドさんってこういう感じだよね、っていう方でした。うふふふ
岩場の洞窟内には仏様や仏壇の彫刻がたくさんあって、神秘的な空間が広がっています。
ここでもベトナム戦争時に爆弾で大きく壊れてしまった箇所が。奇しくもポッカリ空いた穴から自然の光が注いでいてとても綺麗だった。
中国っぽい雰囲気がある寺院はなんとも豪華!
こま犬さん的な石像だったり。
めっちゃでっかい仏像様がいらっしゃいました。このエムさんカッコいい。
塔と3姉妹のショット。イイ感じに観光客感でてます。
五行山はダナンの街並みが一望できる高台にあって、清々しい気分になれますよ。
わたしたちが行ったときはあいにく霧がかっていましたが、晴れているとホイアンのほうまで見渡せるらしい。
五行山頂の洞窟まで向かうには、エレベーター or 急な階段を上るかどちらか選べます。
(エレベーターの方が若干入場料が高い…)
わたしはこの頃すでにお腹ピーピー気味だったので、大人しくエレベーターで…。
⑤ダナン大聖堂
続いてはベトナムがフランスに統治されていた時代に建てられたという「ダナン大聖堂」。
たしかにこれだけ西洋の雰囲気を感じる建造物でした。
ピンク色の可愛らしい建物で、どうやら「映えスポット」として人気のようでしたね。若者がこぞって写真を撮ってました。
わたしも一応ポーズを決めて撮ったけど映えてないので載せません。涙
ちょうど大聖堂内でお祈りかなにかを催していて中に入ることはできませんでしたが、一見の価値はアリ。かと。
遠巻きから見た図。
大型のバスで観光客が押し寄せたタイミングを撮影。人混みが半端ないですね。
⑥ハン市場
ダナンに行ったらぜひとも一度は足を踏み入れてほしい。
ベトナムらしさがギュギュっと詰まった「ハン市場」でこざいます。
大型の倉庫みたいなところに飲食店やら服屋、アクセサリーショップなどが集まっていて、地元の人も頻繁に利用する場所。
値段交渉次第では、お土産屋さんで買うよりも破格の安さでいろいろ買えちゃうんだそうな。
むわぁ~んとした独特な熱気にいろいろな食べ物が混ざった匂い、行きかう人の多さ…。
思い出しただけでゾクゾクします。(?)
iPhoneとか財布とか、くれぐれもご注意ください。
めちゃくちゃ入り組んでるし空調とかぜんぜん効いてないので、ぶっちゃけ居心地はBAD笑
ですが、この国の日常を味わうにはベストスポットなのでは。
ドリアンを発見。ガイドさん曰く「めっちゃ臭いけどめっちゃ美味しい」。
なにやら生物が袋詰めになって売られていますね…。
こういった珍味系もいろいろあります。胃腸に自信のある方はトライしてみては!
⑦チャム彫刻博物館
「ミーソン遺跡」で見たような、歴史ある彫刻がいくつも展示されている博物館です。
遺跡まで行くのは暑いし体力的に自信ない~という方とかにもおすすめ。
ミーソン遺跡や、ベトナム各地で見つかったチャンパ王国時代の遺産がたくさん!クーラーの効いた綺麗な空間でじっくりと見学することができます。
神様の乗り物として知られている「ガルーダ」の石像。
貴重な品々が触れそうな距離で見れます。ちょい雑な感じがベトナムっぽい。笑
人の優しさに触れる旅
ベトナムのダナンに滞在してみて、とても惹かれたのはベトナムの皆さんの優しさ。
交通量の多い道を3姉妹で渡れずにモゴモゴしていると、タクシーのお兄さんが先導して渡らせてくれたり。
ホテルのお姉さんたちも毎回顔を合わせると「楽しんでる?」とニコニコ声をかけてくれたり。
レストランでの支払いでマゴマゴしていても、店員さんが笑顔で親切に教えてくれました。
異国の地でこういった優しさに触れると、人って温かい生物だな~としみじみ実感します。
日本で困っている外国の方を見かけたら、ぜひとも助けてあげたい。
3姉妹、絆が深まる
この旅の裏テーマとして「姉妹の大切さ」を再確認したなぁと。
3姉妹で旅行に行くのは実はこれが初。
特にそれぞれが独り暮らしや結婚してからは会う機会もほとんどなくて、わたしたちの関係性は子ども時代でストップしたままでした。
旅行に出発して24時間同じ空間で過ごしていると、自然と本音が溢れ出します。
お姉ちゃんたちがこれまで抱えていたしんどいことを話してくれたり、自分が話してみたり。
わたしの中でとても意味のある旅になりました。
当初は一人でぶらりとのんびりできたらいいなぁ~くらいの気持ちだったけど、行ってみたら姉たちがいて本当に良かった。
海外旅行って普段の常識が通用しなかったりするので、一緒に行く人との絆が一層深まるものですね。
旅行に行く前と後では、姉たちと心の深いところまで話す機会が確実に増えました。
自分がどんなことでつまづいても、いつでも応援してくれる仲間がいることを今いちど確認できた感じ。
人生のターニングポイントになったと、間違いなく断言できます。
意図せずして心の距離が縮まる海外旅行、ぜひぜひおすすめです。
タクシー配送サービスGrab(グラブ)を使いこなす!
旅行に出る前は全く知らなかったんですが、ホテルのお姉さんに教えてもらって今回の旅で大活躍したアプリがGrab(グラブ)です!
アプリを使ってタクシー&バイクタクシー(国によってはトゥクトゥク)を配車できるサービスです!
メリットとして、
- クレジットカード登録をしておけば現金が要らない
- アプリで行先を指定できるので言葉が通じなくても大丈夫
- 初めから金額が決まっていて値段交渉も要らない
- ぼったくりに遭う危険がない!
と、超便利なアプリなのです!
詳しい利用方法は、以下のサイトをチェックしてみてください。
これがあればどこにでも行けるじゃないか~!とテンション爆上がり。
東南アジアではメジャーな移動手段なので、旅行に行く予定の方は知っておくと便利です。
が、しかーし!カンボジア&タイではこのGrab(グラブ)でちょっとしたトラブル発生がしました…。
その辺のエピソードはカンボジア編・タイ編でご紹介してますので、チェックしてみてください。
長女はベトナムから一人で帰国!いざカンボジアへ~
4泊5日の旅を終えて、長女のかおるんは娘さんの行事があるため1人で先に帰国となりました。
空港までお見送り。
時間がたっぷり空いてしまったので、地べたリアンスタイル(地べたに座る)で待機。姉たちは冷ややかな目で見ていました…。
ちょっと寂しそうなかおるん。無事に帰れてよかった。
ベトナムでの最終日は、エムさんとビーチでのんびり。
ダナンビーチ周辺は都市開発真っ只中!って感じだったので、今頃はもっと街が栄えているかも知れません。
ここからは次女・エムさんとの姉妹旅にシフトチェンジして、お送りしていきます~。
カンボジア編は以下の記事からチェックしてみてください。