こんにちは。実は90’s HIPHOPが大好きだったりする33c0m(ミサコム)です。
巷では少し前から90’sのファッションが流行ってますね。
服装だけでなく、90’sの音楽もめっちゃくちゃクールでスタイリッシュですよ!
この記事では英会話の勉強にも活かせる90’s HIPHOPから学ぶ「スラング」をご紹介します。
今回ピックアップしたアーティストは、このアーティストを知らずしてHIPHOPは語れない!と言えるほどに世界的に有名な方たちばかりです。
その中でもわたしが特に大好きな、フィメールラッパー(女性のラッパー)縛りでご紹介していきます。

スラングやHIPHOPに興味を持った方に、歌詞の内容を理解する楽しさも一緒に伝えていければな~という思いで執筆しました。
ご紹介する中で気になるアーティストがいたら、ぜひ他の楽曲も聴いてみてください。
●目次●
スラングってなによ?
今回のテーマ「スラング」って何なのかご存じでしょうか。
スラングとは、英語のネイティブスピーカー(母国語が英語の人)たちが日常会話で使う、砕けた表現のことを指します。日本人に聞き馴染みのない言い回しなどが多いです。
単語によっては全く違う意味で使われることもあるスラング。
例:sickは「病気」という意味の単語です。
でも日常会話で「This is so sick!」といった場合「これめっちゃかっこいいじゃん!」という意味になります。
日本語の「ヤバい」とニュアンスは似ています。
「ヤバい」も、使う状況や声のトーンによってネガティブな「ヤバい」なのか、ポジィティブな「ヤバい」なのかが変わってきますよね。

スラングを使いこなせると今っぽくてかっこいいですが、英会話初心者がスラングを使用する場合は注意が必要です。
微妙な言葉のニュアンスを理解せずに使ってしまうと、相手を怒らせたり幼稚な印象を与えてしまいますよ。

まずは少しずつスラングの使い方や意味を学んでいくのがおすすめです。
気に入った洋楽でスラングを聴くことで、単語やフレーズを覚えるのに役立ちます。ぜひお気に入りの曲を探して、楽しみながら勉強に活かしていきましょう。
90’s HIPHOP女性ラッパーベスト5&スラング集
HIPHOPはご存じの通りラップがメインなので、独特の発音や速い曲だと真似して歌ったり単語を拾ったりするのはなかなか難しいです。
そこで今回は、キャッチーなフローでHIPHOPをあまり聴かない方にもおすすめな曲を選びました。サビ部分なら英語を聞き取りやすいと思うので、ぜひ一度ご視聴あれ。
①MC lyte(エムシー・ライト)
アメリカのニューヨーク・クイーンズ生まれで、90’s HIPHOPの黄金期を第一線で駆け抜けたうちの一人。HIPHOPが好きな方はハマること間違いなしのエムシー・ライトさんです。
まずは手始めに、彼女の代表曲「ice cream dream」をピックアップしました。サビの部分はラップよりもコーラスが際立ったメロディで、HIPHOPにあまり馴染みのない方でも聞きやすい一曲です。
Smooth and rich, it’s so true of us(滑らかで濃厚、まさにわたしたちにぴったり)
Dreams of you, me in a…(そんな夢がわたしをとろけさせる)
Ice cream dream(アイスクリーム・ドリーム)
Take a scoop, it’s so tasty(一口味わったら、ほら、美味しいでしょ)
Don’t keep me waiting(わたしを焦らさないで)
Ice cream dream(アイスクリーム・ドリーム)
引用元:MC lyte 「ice cream dream」歌詞より
アイスクリームのような甘い夢見心地で、意中のメンズとイチャイチャしたいわ!というセクシーな歌詞です。(笑)海外の女性は情熱的ですわね。
冒頭の「rich」は直訳すると「お金持ちの・豊かな」という意味になりますが、なにかを食べたときの表現に使うこともある単語です。
他にもエムシーライトの楽曲で、メンズラッパーに劣らないゴリゴリ男前ラップをかましている「Ruffneck」(ハーコーなヒップホッパーという意味)もおすすめ。
よかったらぜひ聴いてみてください。
②Da Brat(ダ・ブラッド)
ダブラッドはアメリカ・シカゴ出身のアーティスト兼女優さんで、これまたクールな印象のフィメールラッパーです。
1992年に行われたラップコンテストで優勝したことをきっかけに、デビューアルバムの発売当初から高く評価されています。
PVの初っ端から危険行為を難なくこなし(笑)サビのフローが印象的な名曲「Sittin’ On Top Of The World」をご紹介。
Sittin on top of the world(世界のトップに座ってるの)
Sittin on top of the world
With 50 grand in my hand, Steady puffing on a blunt(5万ドルを手に、いつも葉巻を嗜んで)
Sippin hennessy and coke(ヘネシー&コークをすすりながら)
giving what you want(あなたのほしいものをあげる)
引用元:Da Brat「Sittin’ On Top Of The World」歌詞より
アーティストとして華々しいデビューを飾り、フィメールラッパーのトップに君臨した彼女だからこそ歌える強気な歌詞ですね。
「50 grand」という表現は、お金の単位を表すときに使われることが多いです。
garand=1000ドルと同じ意味。(1ドル=1円だとすると50 garand=500万円!)
個人的に彼女のファッションセンスが大好きで、若いころはよく真似してました。90’s HIPHOPらしいオーバーサイズ感がかっこいぃ!
ぜひ服装にも注目してPVを見てみてください。
③TLC(ティーエルシー)
女の子が好きな90’s HIPHOPで必ずといっていいほど名前が挙がるTLC。女性3人組のグループで、ポップな曲から大人でメロウな雰囲気までを歌い上げる言わずと知れたトップアーティストです。
数々ある名曲の中から、元気がでるアップテンポな曲「Hat 2 Da Back」をチョイスしました。ファッションセンスやダンスなど、彼女たちの魅力が溢れているPVなのでぜひご覧ください。
Hat 2 da back (キャップを逆向きに被って)
I gotta kick my pants down real low (パンツはギリギリまで下げて履く)
That’s the kinda girl I am (これがわたしっていう女の子なの)
That’s the kinda girl I am
Hat 2 da back
I gotta kick my pants down real low
That’s the kinda girl that I am (これこそがわたしのスタイル)
引用元:TLC「Hat 2 da back」歌詞より
HIPHOPを貫いたるわ!というTLCの勢いと強い気持ちが伝わってくる歌詞ですよね。同じ女性として、自分たちを曲げないスタイルはすごくクールで憧れちゃう曲です。
サビには「kinda」というフレーズが頻繁に出てきますが、これは「kind of」を短く言ったときの表現です。
「kind of」にはたくさんの意味合いがあり、この曲のサビでは「好みの」という意味で使われています。
- That’s the kinda girl = それこそわたし好みの女の子
という感じですね。
「kinda」はネイティブが日常会話でよく使うフレーズなので、覚えておくと良いですよ。
他にもたくさんある「kinda」の使い方について、興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください。
④Queen Latifah(クイーン・ラティファ)
お次にご紹介するのは、まさに女王のような風格をもつクイーン・ラティファ姐さんです。①で紹介したMC lyteと一緒に活動していたこともあり、90’s HIPHOPの王道と呼べるフィメールラッパー。
1993年に歌った「U.N.I.T.Y.」でグラミー賞を受賞しました。女性への差別が際立っていた時代に「団結しよう」と呼び掛けている名曲です。
U.N.I.T.Y. U.N.I.T.Y. that’s a unity (ユニティ、団結しましょう)
U.N.I.T.Y. (団結が必要よ)
love a black man from infinity to infinity (黒人に無制限の愛を)
Who you callin’ a bitch? (ビッチなんて呼ばせないわ)
引用元:Queen Latifah「U.N.I.T.Y.」歌詞より
人種差別や性差別に立ち向かう女性を勇気づける、力強い歌詞に胸が打たれます。
日本でもよく聞く単語「bitch」は「嫌な女・お金目的に近づいてくる女」というニュアンスの意味です。
基本的には相手を侮辱する言葉なのでご注意ください。
実は「bitch」には、他にも意外とたくさんの意味があるのはご存じでしょうか?
例:Life’s a bitch. (人生って厄介だ。)
さらに最近では誉め言葉として「bitch」を使用することも。言葉は時代と共に変化しますわね。気になる方は以下の本をチェックしてみてください。
発音も聴けるCD付きで、英語への理解が深まる面白い内容ですよ。
「bitch」にご興味ある方はぜひ。
クイーン・ラティファ姐さんは90年代後半~R&Bシンガーとしても活躍しているので、ぜひ彼女の他の作品も視聴してみてください。
⑤Monie Love(モニー・ラヴ)
キュートな名前が目を惹くフィメールラッパーです。イギリス・ロンドン出身の、流れるようなフロウと軽快なラップが心地よいモニー・ラヴ。
名前だけじゃなくて見た目もキュートで魅力あふれるアーティストです。そんな彼女の有名すぎる代表曲「It’s a Shame」をご紹介します。
爽やかな曲なので、ガツガツしたHIPHOPはちょっとニガテ…という方にもおすすめです。
It’s a shame (あなたにはガッカリだわ)
the way you mess around with my heart (わたしの心をもてあそぶなんて)
It’s a shame, (あなたにはガッカリよ)
the way you, hurt me! (わたしを傷つけるなんて)
引用元:Monie Love「It’s a Shame」歌詞より
「mess around」はネイティブがよく使うスラングとして有名なフレーズです。
mess around with ~ =「~にちょっかいを出す、からかう」という意味になります。
mess aroundだけだと「ふざける」といった意味に。
例えば…

messing around=「ふざける」のを、Quit=「やめて」ということですね。
ほかにも「ただふざけてるだけさ」と言いたいときにも使えます。
- I’m just messing around.(ふざけてるだけだよ。)
I’m just kidding.(冗談だよ。)とおんなじ意味です。
こんな感じで自分の気に入った曲から単語やフレーズを抜き出して学んでいくと、忘れにくい&楽しく覚えられますよ。
英会話初心者の方にもおすすめな洋楽ベスト5
HIPHOPの曲よりもポップスが好きやねん!という方におすすめの曲をまとめた記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでみてくださいね。
英会話初心者の方でも気軽に聴ける名曲を選びました。
英会話の上達を目指すなら、まずは英語を好きになるのが一番の近道ですよ!
洋楽でノリノリになりながら楽しく学習しましょう。
音楽を楽しみながらアウトプットしよう
音楽を聴くという行為は、英語を「インプット」する作業です。
覚えた発音や単語・フレーズを使ってこそ初めて英語が身に付いていきます。
以下の記事ではわたしがシンガポールに出張に行く前、たくさんお世話になったDMM英会話についてご紹介しています。
毎日自宅で英語をアウトプットする機会を作れるのは、英会話の上達にかなり役立ちますよ。
興味がある方は読んでみてください。
HIPHOP好きにおすすめの映画もあるよ
HIPHOP大好きなわたしがお届けする、英会話にも活かせるスラング集でございました。
以下の記事ではHIPHOP好きにおすすめの映画もご紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。
世界的に有名なアーティストが出演していている作品もあり、映画のサントラも必聴のクールものばかりですよ!
自分の好きな音楽を聴いていると、自然とテンションが上がって何事も楽しめちゃうもんです。
音楽を英語学習に取り入れて、楽しみながら覚えちゃいましょう!
以下の本では他にもいろんなスラングを紹介していて、学校では教わらないフレーズや使い方が学べます。
オシャレなイラスト入りで読み物としても面白いので、スラングをもっと知りたい!という方はぜひチェックしてみてください。発音も分かるCD付きです。
以下の記事では無料で使い続けられる音楽アプリを紹介していますので、参考にしてみてください。
歴史の重みを感じる哀愁たっぷりな音楽が最高にかっこいいんです!