【おすすめアクション映画】オールド・ガードのレビュー。命について考える。

オールドガード

こんにちは。最近の映画鑑賞はNetflix&Amazon派の33c0m(ミサコム)です。

今回は2020年7月10日からNetflixで独占配信されているアクション映画『オールド・ガード』をご紹介していきたいと思います。

『スーパーマン』や『ワンダーウーマン』などを生み出した大ヒットアメコミライターのグレッグ・ルッカが描くグラフィックノベルを、シャーリーズ・セロン主演で実写化した映画です。

アクション映画でありヒューマンドラマでもある、命の在り方や人が生きる意味について深く考えさせられる映画でした。

ド迫力の戦闘シーンも超クールで見ごたえがあり、いかにも続編を匂わせるラストが気になる作品だったので、アクション映画がお好きな方はぜひチェックしてみてください。

※ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

オールド・ガードあらすじ

オールド・ガードの舞台は現代。不死身の戦士の物語です。

主演のシャーリーズ・セロン演じるアンディはなんと推定2000年以上も前から人知れず闘い続けてきた戦士で、数多くの人々の命を救いながら生きてきました。

わたし
作中でアンディの正確な年齢は明らかにされていません。本人曰く、忘れちゃったらしい…。

不死身の戦士はアンディの他にも3人。それぞれ生まれた年代は大きくバラつきがありますが、『死ねない身』として強い絆で結ばれています。

オールドガード1

(C)2020 The Old Guard Skydance Media Netflix.All Rights Reserved

物語は4人の戦士の他にも、米海兵隊員としてアフガニスタンに派遣されていた女性、キキ・レイン演じるナイルが新たに不死身の力を開花させ、5人目の仲間となる展開からスタートします。

人間の永遠の憧れとも言える『不死身の能力』を悪用しようとする組織に目を付けられてしまい、生きる意味を失いかけたアンディの葛藤からは目が離せません。

さらに2000年間闘い続けてきた戦士の戦闘シーンは圧巻で、剣や斧を使った古代の戦い方から柔道・剣道・テコンドーなど世界中の武術までを体得している戦士のアクションがとにかくめちゃめちゃカッコいい。

惚れてまうほどクールでスタイリッシュです。シャーリーズ姐さんラブ。

主演の魅力

オールド・ガードの主演シャーリーズ・セロン姐さんは、言わずと知れたハリウッド名女優です。

今作以外にも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』などのアクション映画にも出演していて、高い身体能力で超かっちょいいアクションシーンを披露しているスーパースター。

今作でも激しいアクションに耐えうるべく、アスリート並みのトレーニングを積んで撮影に臨んだそうです。んもーほんとかっこいい。

アクションだけでなく演技も評価が高く、2003年の映画『モンスター』ではアメリカに実在した元娼婦の連続殺人犯を演じ、アカデミー賞を受賞しています。

40代とは思えないほどめちゃくちゃ美人で演技派のシャーリーズ姐さん。勝ち組の人生を歩んできたんだろうな…と想像しちゃいますが、実は彼女の追い立ちはかなり衝撃的です。

幼いころから父親のアルコール依存症に悩まされていた一家。彼女が15歳のとき酔った父が武器を片手に襲い掛かり、母が銃で射殺する悲劇が起こる。

母の正当防衛が認められたが心に深い傷を追ったシャーリーズ。このときの辛い経験が後の演技に活かされていると話した……。

引用元:MINE【壮絶】シャーリーズ・セロンの半生を、振り返ると?

また同性愛者への理解を世の中に広めたとして、2006年にGLAADメディア賞の名誉賞を受賞している一面もあります。

「アメリカの同性愛者を含めたすべての人の結婚が認められるまで自分も結婚しない」と宣言しているそうで、現在まで結婚歴は一度もありません。

ご自身のハリウッド女優という立場から情報発信することで、誰もが自己主張できる世の中を目指す彼女の強い意志が感じられます。

わたし
バックグラウンドを知れば知るほどに、シャーリーズ姐さんの魅力にハマってしまいますわ。女優としてもひとりの人間としても魅力的な女性です。

オールドガードは、そんな姐さんの魅力が大爆発しちゃっている作品です。

ストーリーの魅力

頭を超至近距離から銃で吹っ飛ばされても、喉をナイフで裂かれてもしばらくすると復活する不死身の戦士。

これまでも不死身のキャラが活躍する映画はたくさんありましたが、オールド・ガードの魅力はより人間臭いところにあると感じます。

不死身と言えば、特殊能力を持っていてどんな攻撃も無傷で耐えられる無敵の存在か、ヴァンパイアのような人とは異なる種族をイメージする人が多いのではないでしょうか。

ところがどっこい、オールド・ガードの戦士は傷を負えば酷く痛むし、不死身の能力は永遠ではありません。

ある日突然、傷が再生する能力が失われて命を落としてしまう可能性もあり、その時期は誰にも分からない。物語の中でもアンディが不死身の力を失い、他の戦士が彼女をかばいながら戦闘を繰り広げていきます。

ドキドキする展開ですよね…。人間臭いキャラクター設定がよりストーリーの緊張感を高めていて、楽しめるポイントでした。

ちなみに仲間同士で超スタイリッシュに連携して敵をやっつけていくシーンは、作品の一番の見どころです!んもーみんなカッコいい。

オールドガード2

(C)2020 The Old Guard Skydance Media Netflix.All Rights Reserved

また人のために何世紀にも渡って闘い抜いてきた戦士が、人間の欲望によって人体実験の対象にされる姿は目を覆いたくなるほど悲しい光景です。いつの時代も人間は自己中な争いを続ける生き物で、変わりようがない…。そんなメッセージを感じました。

アンディ:

わたしたちは何も成し遂げていない。世界は悪くなる一方だ。

引用元:『オールド・ガード』作中より (C)2020 The Old Guard Skydance Media Netflix.All Rights Reserved

人を救うために長年闘ってきたアンディが、現代社会への憤りを感じて放った一言がコチラ。2000年以上も人間を見てきた姐さんが語る言葉には重みがあります。

人よりも長生きするって一見幸せにも思えますが、あまりにも長すぎると見たくないものまで見えてきてしまう。

永遠の命がある=永遠に続く孤独とも闘い続けなければならないということを、キャラクターを通して分かりやすく描いています。

わたし
映画のキャッチコピー『FOREVER IS HARDER THAN IT LOOKS(永遠って思ってるよりもずっとキツイ)』がなんだか心に沁みました。

テンポの良いストーリー展開で見ていてスキがない映画。120分間があっという間でした。

オールド・ガードの魅力をあえて小難しくご紹介してきましたが、悪をぶっ飛ばしまくってスカッとした展開で終わるので、むしゃくしゃしてるときにもおすすめです。

限りある命をどう生かすのか?

先日若くして命を絶った俳優さんのニュースがありました。

少なからず世間に衝撃を与えた悲しい話題だったと思います。より一層、命について考える機会を頂いた気がします。

限りある命をどう生かすのか?映画の中の戦士のように戦闘で誰かを救うことはできなくても、自分の今日の選択が、どこかの誰かの未来を救えるかも知れない。どうせ生きるなら、そんな人生を歩みたいな~なんて考えてしまいました。

命の大切さや生きる意味をもう一度考えさせてくれる映画『オールド・ガード』。

Netflixで独占配信中なので、ぜひご覧になってみてください。

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数年前まで某有名企業に勤めていましたが、毎日「なんか違うなあ~」と思いながら仕事する日々にサヨナラするために退社。
その後、半年間在宅ワークに挑戦してみる→挫折(笑)→再就職→某ウィルスにより倒産→やっぱり在宅ワークでがんばりたい!と現在ゆるゆる挑戦中です。
実は90’s HIPHOPがけっこう好きだったりします。
同世代の方に役立ちそうな情報をゆるりと発信していきます。