【元キャリア女子の経験談】年上の部下と上手くやるコツ。

こんにちは。ヒヨッコWebライター33c0m(ミサコム)のブログへようこそいらっしゃいました。

自称「元キャリア女子」。がっつり働きづめの時期を経て、現在は在宅ワーカーです。

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まったく未経験の主婦が、クラウドワークスでうっかり月5万円稼げた話。

2020.05.31

わたしは数年前まで某企業に勤めており、そこで男性の年上部下を持った経験があります。

男性の、しかも年上の部下となると、やりずらいことがたくさんありますよね…。

当時わたし(27歳・正社員)の部下だったDさん。

Dさん
48歳。契約社員。既婚です。22歳になる娘がいるぜ。

Dさんはわたしが入社したころ仕事を教えてくれていた先輩でしたが、人事異動によって突然わたしが上司となる日がやってきました。

20歳も離れた女性にキャリアを飛び越えられたのは、正直ちっとも面白くなかったでしょう。

わたしが上司となったその日から、Dさんとは明らかにギクシャクし出しました。当時の経験をもとに「男性の年上部下」と上手くやるコツを解説していきます。

日々がんばっているキャリアウーマンの皆さまへ!この記事を読んで、少しでも前向きになれたら嬉しいです。

なぜ男性の年上部下とは上手くいかないのか?

そもそもなぜ、男性の年上部下とは上手くいかなくなってしまうのか?わたしが感じていた「上手くいかない」具体的な例はこんな感じ。

「上手くいかない」具体例
  • 同じ内容でも「わたしからの指示」では動かないが「わたしたちの上司からの指示」は動く。
  • 仕事の優先順位が合わない。(やってほしいことは後回し)
  • 陰口を言い始める。(笑)

わたしが上司になる前には無かったこと(あるいは気がついていなかったこと)です。見るからに仕事がやりにくそうですね。

なぜこんなことになってしまうのか、自分なりに考えてみました。

「年上の部下と上手くいかない」原因
  1. とにかくプライドが高い
  2. 女性上司をライバル視している
  3. コミュニケーションが取れない

男性の年上部下と上手くいかないのは、この3つが大きなポイントだと気がつきました。

ひとつずつ解説していきます。

もちろん、世の中の男性全員に当てはまる訳ではありませんよ!

ケース①とにかくプライドが高い

  • 20歳年下
  • 自分の娘くらいの年齢の女性
  • 突然自分の上司になった

というDさんの立場を想像してみる。

Dさんからしてみれば、精神的にキツい状況だということは理解していました。それにしても態度に出まくりで辛かったですが…。(笑)

ちなみにDさんはわたしが入社する2年ほど前に中途入社し、契約社員として働いている方でした。

男性で特に40代後半以上となると、昔からあるタテ社会で頑張ってきた世代です。

おじさんの最大の呪縛はこの「プライド」という何とも厄介な代物だ。特に終身雇用、年功序列制度という「タテ社会」の中で、会社勤めの男性は係長、課長、部長……と役職が上がるにつれ、上から目線で話し、敬語で「かしずかれる」(お世話される)ことに慣れていく。

引用元:東洋経済オンライン プライドがムダに高い「中高年男性」の末路

日本の社会が作り出した中高年男性の揺るぎない「プライド」のおかげで、彼らの時代では「部下」だった女性との仕事をやりづらくしているのだと感じました。

ケース②女性上司をライバル視している

ライバル視といってもお互いが切磋琢磨して高めあうような、良い関係性ではありません。

わたしの主観では、男性の年上部下の場合「ライバル視する=相手よりも上に見られたい」の一択かと。

Dさん
彼女よりも俺の言っていることの方が正しいはずだ。他の人は分からなくても、俺の経験からすれば分かるのだ!

そんな思いを胸に抱きながら仕事をしているので、女性上司の指示に反発心しか生まれず、かと言って自分の意見は伝えない。

女性上司は「女だからって見下して…。」と捉えてカチンとくる。

この信頼し合えていない関係性こそ、年上の部下と上手くいかない核の部分だと感じました。

ケース③コミュニケーションが取れない

異性である上に世代が違うと、話題が極端に狭くなります。

がんばって話を続けようとしても、お互い「それ、知らんわ…」では成り立ちませんよね。(笑)

共通の話題と言えば仕事の内容だけど、信頼していない相手と話すこともなく…。

男性の年上部下とのコミュニケーションに困ったことのある女性は、わたしだけではないはず。

無理に距離を縮めようとすると、お互いにストレスが溜まるのでおすすめしません。

仕事が上手くいくとチームワークが生まれて、自然と話題が広がっていきますよ。

わたしが成功した、男性の年上部下と上手くやるコツ

わたしの場合はいろいろ試行錯誤して、最終的にはDさんと協力し合える関係性を築くことができました。

ちなみに上手くいかなかった例はこちら。

試したけど上手くいかなかった例
  • 仕事のお礼になにか渡してみる。

☞お菓子やタバコなど。一応喜んではくれましたが、根本的な解決にはならなかった…。

  • 「Dさんってマジで〇〇速いですよね!」と超!ゴマを擦ってみる。

☞あからさま過ぎて引かれました。

  • 自分の仕事の成果を披露し、認めてもらおう!とがんばってみる。

☞プライドを刺激して逆効果。

バカみたいに思えるかも知れませんが、当時はなんとか上手くやろうと躍起になって、とにかく色々試しました。

以下から、年上の部下と上手くいったコツをご紹介していきます。

①「指示」ではなく「依頼」する

いかに相手のプライドを傷づけることなく、こちらの要望を伝えるのか。

上司(わたし)からの「指示」ではなく、あくまで会社からの「依頼」として仕事をお願いすることに注目しました。

たったこれだけの違いで、Dさんの反応がずいぶん変わりました。

わたし
わたしの意見じゃなくて、会社がやってほしいって言ってるよ!というのを遠回しに伝える。

ぶっちゃけ面倒くさいですね…(笑)

でも上司に選ばれたということは、少なくとも会社はあなたが人を使って仕事する能力があると判断してくれた訳です。

面倒なことをやるのが上司の仕事の一部でもあります。自分の力を信じて立ち向かいましょう。

②「案件のリーダー」をお任せする

ちょっと酷い言い草ですが、ハッキリ言ってしまえば部下の気分を少しでも盛り上げよう、という作戦です。

ひとつの案件のリーダーとして、年上の部下さんにまるっとお任せしちゃうのも手です。(会社のやり方にもよりますが。)

お任せした案件については、自分はサポート役に徹する。

案件ごとに主導権を握る人が変われば、こちらの指示が気に食わずに相手がヤキモキすることも減ります。

わたし
わたしはDさんを信頼して、お任せしていますよ!

っていうのが自分の上司や周りの部下に伝われば、信頼関係も構築できます。

自分の仕事は減るし、年上の部下さんもやる気が出るのでWIN・WINな関係です。

その代わり、自分が仕切らないと問題になりそうな案件はしっかりと主導権を握って進める。(それが難しいところですが…。)

③他の部下の前では絶対に指摘しない

年上の部下と上手くやりたいと思ったら、面倒でも他の部下の前では配慮しましょう。

わたし
もし自分が逆の立場だったら、年下の上司に指摘されている姿はできれば誰にも見られたくないと思うハズ…。

おじさまたちは、その感情が人一倍強いと認識しましょう。

どうしても指摘しなければならないことがあるときは、チャットツールやメモなど文章で伝えるのも良いですね。

用件だけだと上から目線に捉えられてしまうかもしれないので、ちょっと優しい一言を添えるとGOODです!

④時には自分の上司も間に入ってもらう

どうしても上手くいかん!我慢できん!そんなときは遠慮なく自分の上司に相談しちゃいましょう。

たとえ止む終えない理由があったとしても、ややこしい人事異動をしたのは上層部ですからね。こじれるのは想定内、ということもあります。

わたし
わたしの場合、Dさんと連携が取れずに業務に支障が出てしまったとき「これじゃ上手く回らない」と上司に相談しました。

3人で腹を割って話をして、少しずつですが関係性が良くなっていきました。わたしが退社をするまでには、漫画を貸し借りする仲にまで改善することができましたよ。

どうしようもなく、しんどい時の対処法

なんやかんやと解説してきましたが、人間関係の悩みは短期間で解決する問題ではありません。

「今が一番つらいんだよ!」という方のために、わたしがしんどいときに乗り越えた対処法もご紹介しておきます。

大丈夫です。部下うんぬんでつらい思いをしているのはあなただけではありません。

あまり悲観的にならず、問題と向き合ってみてくださいね。

①何が原因でしんどいのか、突き詰めてみる

本当に年上の部下がしんどい原因なのか?を突き詰めて考え直してみるのもひとつの手です。

しんどいと感じる本当の原因は?
  • そもそも部下と上手く連携が取れないのは、業務フローが整ってないからなのでは?
  • 自分が忙しすぎて、話かけるんじゃねぇオーラ出してるのかも?

そんな感じで自分がしんどくなっている原因を深堀りしていくと、本当の問題が見えてくることもあります。

②上司として「自分がやるべきこと」に注目する

どうしたって性格が合わない人って絶対いるものです。そんなときは割り切って「上司として自分がやるべきこと」に集中しましょう!

一般的に女性の方が周りの空気を察する能力が高いため、人間関係に敏感なんだそうです。

感覚がニブい人のほうが、なにかと上手くいくこともあります。
どーも考えすぎてしまう方におすすめな本をご紹介させていただきます。

●スルースキル“あえて鈍感”になって人生をラクにする方法:大嶋 信頼

相手に思い通りに動いてもらうことって簡単ではありませんが、自分の考え方を変えるのは自分次第でどうとでもなります。

なにを言われても上手に「スルー」できるようになれば、ずっと身軽に仕事できるようになります。

③リラックスする

ストレスが溜まりまくっていると、他の人にも伝染しますぜ。

休日はとことんリフレッシュすることに徹すると良いです。

●いい気分はすべてを変える。:枡野 俊明

いつもの見方をやめ、気持ちのいい行動をする。人生はそれだけで好転する。穏やかに、しかし確実に―幸運を引き寄せる禅的思考50。

引用元:Amazon

気持ちいい気分でいると不思議とがんばるパワーも湧いてきます。

わたしが心底疲れていたときにとても癒された本なので、ぜひ休日のお供に一読してみてください。

キャリアウーマンを応援します!オジサンに負けるな!(笑)

わたしが上手くいった、男性の年上部下と上手くやるコツまとめ。

  1. 「指示」ではなく「依頼」する
  2. 「案件のリーダー」をお任せする
  3. 他の部下の前では絶対に指摘しない
  4. 時には自分の上司も間に入ってもらう

女性の管理職やリーダー職が増えていく中で、人手不足も相まって定年後の再雇用が増加している現代。

これから男性の年上部下をもつ女性ががどんどん増えていくでしょう。

皆さまは能力や人柄を見込まれ、上司として選ばれた優秀な人材です!(自分で言うのもなんですけど!)

ご自身の能力に自信をもって、時にはおじさん側に寄り添いながら(笑)ゆるゆるがんばっていきましょう!

これからも、世の中の誰かに役立つような情報をゆるゆる発信していきますよ~!ではでは!

ABOUTこのブログをぜんぶ書いた人

アラサー女子。3姉妹の末っ子。主人と2人暮らし。
数年前まで某有名企業に勤めていましたが、毎日「なんか違うなあ~」と思いながら仕事する日々にサヨナラするために退社。
その後、半年間在宅ワークに挑戦してみる→挫折(笑)→再就職→某ウィルスにより倒産→やっぱり在宅ワークでがんばりたい!と現在ゆるゆる挑戦中です。
実は90’s HIPHOPがけっこう好きだったりします。
同世代の方に役立ちそうな情報をゆるりと発信していきます。